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2025.02.26

ホテル・旅館がWeb集客に取り組むべき理由と具体的な施策11選

Web集客は、ホテル・旅館にとって欠かせない取り組みです。Web集客を行わないと、お客様に認知されにくくなる可能性があります。ホテル・旅館の魅力を伝えるため、必要な施策を着実に実行していくことが大切です。

ここでは、ホテル・旅館がWeb集客を求められる理由、Web集客の具体的な方法、Web集客の手順と注意点、ホテル・旅館の成功事例などを紹介しています。新しい集客施策をお探しの方は参考にしてください。

ホテル・旅館のWeb集客が重要な理由

ホテル・旅館経営において、Web集客の重要性が高まっています。情報収集の方法が変わったためです。現在のお客様は、雑誌やチラシではなく、主にWeb上で情報を集めています。雑誌で気になったホテルや旅館を、Webで詳しく調べる方も少なくありません。

MMD研究所が発表しているデータによると、旅行予約の際に最も利用している方法は以下の通りです(全年代のデータ)。

方法割合
オンライン79.5%
店頭12.4%
電話・FAX7.8%
その他0.3%

出典:MMD研究所「オンラインでの旅行予約で利用したサービスは、国内が『楽天トラベル』『じゃらんnet』『Yahoo!トラベル』、海外が『HIS』『JTB』『楽天トラベル』

これは情報収集の方法を直接示すデータではありませんが、多くの方がWebを活用していることがわかります。Web集客を行わなければ、ホテル・旅館の魅力やサービス情報を十分に届けられない可能性があります。

ホテル・旅館のWeb集客方法

ホテル・旅館が取り組める主なWeb集客方法は次の通りです。

公式サイトの作成

Web集客の中心となるのが、ホテル・旅館の公式サイトです。自社のポリシーで運営できるため、ホテル・旅館のコンセプトやサービス内容などを自由に発信できます。基本的な掲載情報は以下の通りです。

【掲載項目】

  • 基本情報
  • こだわり
  • 客室情報
  • プラン
  • 観光情報
  • よくある質問
  • 予約フォーム

伝えたい情報を網羅できるため、Web集客の拠点として最適です。適切な導線を設計すれば、SNSやWeb広告を通じて興味を持ったお客様を予約につなげることができます。

SNS運用

公式サイトと連動させつつ活用したいのがSNSです。総務省が発表している資料によると、令和5年8月時点でインターネットを利用する方の80.8%がSNSを利用しています。主なSNSの利用率は以下の通りです(令和5年度)。

サービス名利用率(全体)
LINE94.9%
X(旧Twitter)49.0%
Facebook30.7%
Instagram56.1%
TikTok32.5%

出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

出典:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>」

各SNSの特徴を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。サービスごとの基本的な特徴は以下の通りです。

サービス名特徴
LINE幅広いお客様にアプローチできる
X(旧Twitter)拡散力に優れる
Facebookビジネス用途のユーザーが多い
Instagram画像でイメージを伝えやすい
TikTok若年層にアプローチしやすい

InstagramとFacebookを連携させることで、拡散力を強化できます。海外のお客様にアプローチしやすい点も魅力です。

リスティング広告の運用

リスティング広告は、検索エンジンで特定のキーワードを入力した際に、検索結果の上部などに表示される広告です。一例として「地名+旅館」で検索したときに、検索結果の画面上部などに表示される広告(キーワードに連動した旅館などの広告)があげられます。

当該キーワードに関心をもっている層にアプローチできる点が魅力です。検索順位に関係なく、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示できる点も大きなメリットです。ただし、一定の広告費(クリック単価×クリック数)が発生します。

したがって、ランディングページ(広告経由でユーザーが最初にアクセスするページ)を充実させて、コンバージョン率(成果に至ったユーザーの割合)を高めておくことが大切です。

ディスプレイ広告の運用

ディスプレイ広告とは、Webサイト上の所定の枠に表示される広告のことです。表示される広告は以下の3つにわかれます。

【表示される広告】

  • 画像広告
  • 動画広告
  • テキスト広告

例として、Webサイトの右上に表示される画像広告があげられます。最大の特徴は、幅広いユーザーにアプローチできる点です。ホテルや旅館の認知度を高められる可能性があります。多彩な表現を行える点もポイントです。

画像、動画、テキスト、またはこれらを組み合わせることで、ホテル・旅館のコンセプトを反映した広告を効果的に配信できます。

ただし、リスティング広告に比べると、成果につながりにくい傾向があります。主なターゲットは潜在層であるためです。基本的には、認知度の拡大に有効な方法と考えられます。

メールマガジンの活用

メールマガジンの配信も、積極的に取り組みたいWeb集客施策のひとつです。時代遅れの方法と思われがちですが、必ずしもそうとはいえません。適切に活用すれば、効果的な集客施策になりえます。主なメリットは、ターゲットが自施設に興味をもっている既存客、見込み客に限定されるため成果をだしやすいことです。

また、お客様が求める情報を積極的に配信してホテル・旅館のファンを増やすこともできます。ただし、配信頻度には注意が必要です。運営側の都合を優先すると、逆効果になってしまいます。

YouTube動画の作成

世代を問わずYouTubeなどの動画で情報を集める方が増えています。総務省が発表している資料によるとYouTubeの利用率は以下の通りです。

年代全年代10代20代30代40代50代60代
割合87.8%94.3%97.2%97.1%92.0%85.6%66.3%

出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

動画を作成して、YouTubeで積極的に情報発信していくことも大切です。動画の強みは、画像やテキストでは伝えにくい情報を伝えられることです。たとえば、露天風呂で楽しめる川のせせらぎ、鳥の鳴き声などを、実際にその場で体験しているように伝えられます。ただし、掃除が行き届いていないなど、伝えたくない情報まで簡単に伝わってしまう恐れがあります。ホテル・旅館のコンセプトを踏まえて、計画的に運用することが重要です。

LINE公式アカウントの開設

LINEは、幅広い年代で活用されているSNSです。インターネットを利用している10代~60代の94.9%が利用しているため、インフラ的なSNSと考えることもできます。したがって、Web集客に積極的に活用することが大切です。具体的な活用方法として、公式アカウントの開設があげられます。公式アカウントを開設すると、以下の取り組みなどを行えます。

【公式アカウントでできること】

  • お客様と1対1でコミュニケーションを図れる
  • 宿泊予約を行える
  • クーポンなどを配信してリピートを促せる
  • 観光情報、イベント情報などを配信できる
  • 管理画面からデータ分析を行える

拡張ツールを利用して、きめ細かな対応を行うことも可能です。LINE公式アカウントは、無料から始められます。

出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

MEO対策

MEOは「Map Engine Optimization」の略称です。日本語では「マップ検索エンジン最適化」などと訳されます。日本語訳からわかる通り、地図検索エンジン(主にGoogle)で特定のキーワードが検索されたときに、自社の店舗などを上位表示させる取り組みです。

宿泊業界では、特に力を注ぐべき対策と考えられています。単に関連するホテル・旅館を表示するだけでなく、ホテルのランク、設備、利用者の評価なども表示するためです。また、検索結果画面から日程、人数、料金などを設定してホテル・旅館を絞り込むことやこれらの情報をもとに予約サイトへ移動することも可能です。

マップ検索エンジンが、宿泊予約の入り口として機能しているため、MEO対策が重要と考えられているのです。ホテル・旅館のプロフィール情報などを登録して、適切に表示される状態にしておく必要があります。

ホテル予約サイトの活用

予約サイトの活用も、検討したいWeb集客施策です。多くのお客様が、ホテル・旅館の予約に利用しています。参考に、一般社団法人日本旅館協会が発表している予約方法の割合を紹介します。

予約方法経由率(全体平均)
旅行会社27.7%
OTA(オンライントラベル)44.9%
自社HP12.6%
直予約14.8%

出典:一般社団法人日本旅館協会「【結果公表!】令和6年度 営業状況等統計調査(令和5年度財務諸表より)」

Web集客に活用すると、ホテル・旅館の認知度を高められる可能性があります。ただし、競合他社と比較されるため、お客様の増加に直結する保証はありません。競争を勝ち抜くため、正確かつ分かりやすい情報を記載する、思わず泊まりたくなる画像を掲載する、お客様のコメントに返信してコミュニケーションを図るなどの対策を求められます。

また、送客手数料がかかる点にも注意が必要です。依存度が高くなると、売上は伸びても利益率は低下してしまいます。集客施策のひとつとして活用することが大切です。

メディアサイトへの掲載

ホテル・旅館の認知度や信頼性を高めたい場合は、旅行・宿泊関連のメディアに掲載を依頼するとよいでしょう。主なメリットは、ホテル・旅館の魅力をじっくりと伝えられることです。宿泊するか悩んでいるお客様を後押しできる可能性があります。記事の内容によっては、このホテル・旅館に泊まってみたいと思ってもらえることもあるでしょう。

ただし、掲載には一定の費用がかかります。また、原則として、お客様の増加に直結するわけではありません。期待できる効果や反響の大きさは掲載するメディアで異なります。自社の目的やコンセプトを踏まえてメディアを選ぶことも大切です。

インフルエンサーへの依頼

インフルエンサーマーケティングも、ホテル・旅館が検討したいWeb集客施策のひとつです。インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーに依頼して、ホテル・旅館のサービスをSNSのユーザーにPRしてもらうことといえるでしょう。主なメリットは、ターゲットを絞り込みやすいこととユーザー目線でレビューしてくれるため共感を得やすいことです。

ホテル・旅館をより身近に感じてもらえるでしょう。ただし、インフルエンサーの選定には注意が必要です。ホテル・旅館のターゲットとインフルエンサーのフォロワーがずれていると期待している効果を得られません。また、インフルエンサーの振る舞いやステルスマーケティングにも気をつける必要があります。炎上リスクを事前に回避する対策が必要です。

ホテル・旅館のWeb集客の成功事例

続いて、ホテル・旅館のWeb集客成功例を紹介します。

FAV HOTEL

「みんなでいれば、もっと楽しい」をコンセプトに掲げて、友人グループ、ご家族向けのホテルを東京両国、東京西日暮里、広島平和大通り、函館などに展開しています。複数のSNS(X・TikTok・Instagram・Facebook)を活用して、集客施策を展開している点がポイントです。具体的には、SNSの特徴にあわせてコンテンツの内容を変更しています。

たとえば、10代、20代のユーザーが多いTikTokでは友人や家族で楽しめる地域の観光スポット、外国人のユーザーが多いFacebookでは写真とテキスト(英語、中国語、日本語)でホテルの魅力を紹介するなどの取り組みを行っています。参考にできる点が多いWeb集客の成功事例です。

サウザンド京都

京都駅から徒歩2分の場所に位置するホテルです。上質で落ち着いた空間を提供しています。主な特徴は、お客様がSNSに投稿したくなるさまざまな仕掛けを用意していることです。一例として、サウザンド京都の象徴である大階段に、プロジェクションマッピングを施した「KYOTO+1024」があげられます。お客様が楽しめるイベントを開催して、ホテルが主体的に話題づくりを行っている点がポイントです。

また、サウザンド京都は、X・Instagram・Facebook・YouTube・LINEの公式アカウントも開設しています。また、基本的なWeb集客施策にも取り組んでいます。

ホテル・旅館がWeb集客するメリット

ホテル・旅館が、Web集客に期待できる主なメリットは以下の通りです。

メリット①認知拡大に効果的

Web集客に取り組むと、ホテル・旅館の存在を多くの方に知ってもらえます。公式サイト、SNS、Web広告などを通じて情報を発信できるためです。認知が拡大すると、ホテル・旅館に興味を抱く方が増えます。この中には、詳しい情報を集めはじめる方もいるでしょう。

つまり、予約と宿泊に向けたアクションを開始する方がいるのです。潜在顧客にアプローチできるWeb集客は、売上を伸ばす効果的な施策と考えられます。

メリット②ターゲットとする顧客にアプローチできる

ホテル・旅館のターゲット層に、効率よくアプローチできる点もWeb集客の魅力です。広告の配信先を、ホテル・旅館に興味をもっている方や旅行を検討している方などに絞り込めます。たとえば、SNS広告では、属性や行動履歴をもとにユーザーを絞り込むことが可能です。

リスティング広告では、関連するキーワードを検索した方に広告を表示できます。確度の高い見込み客にアプローチできるため、成果につながりやすいと考えられます。

メリット③検証と改善を繰り返せる

Web集客は、効果の検証を手軽に行えます。SNSであれば、表示回数やコメント数をもとに、お客様に好まれるコンテンツを探れるでしょう。Webサイトも、アクセス解析ツールを使って、サイトへの流入経路やユーザーの行動などを把握できます。

検証を手軽に行えるため、施策の改善もそれほど難しくありません。たとえば、SNSであれば反響を得やすいコンテンツを優先的に投稿するなどが考えられます。試行錯誤を繰り返しながら、施策の精度を高めることができる点は、Web集客の強みです。

メリット④コストを抑えて運用できる

一般的に、Web集客はコストを抑えやすいと考えられています。主な理由は以下の通りです。

【コストを抑えやすい理由】

  • 物理的な媒体が不要
  • 確度の高い見込み客にアプローチできる
  • 予算にあわせて開始できる

予算を確保できない場合は、SNSの公式アカウントを無料で開設することもできます。広告を利用しなければ、原則として費用はかかりません。コンテンツの内容によっては、無料であっても大きな反響があります。コストを気にせず開始できる点も、Web集客の強みといえるでしょう。

ホテル・旅館がWeb集客する際の手順

ここからは、ホテル・旅館がWeb集客に取り組む手順を紹介します。

ステップ①アピールしたい情報を決める

具体的な取り組みを始める前に、アピールしたいポイントを決定します。アピールしたいポイントは、ホテル・旅館の魅力そのものです。競合他社にはない魅力を考えることが大切です。具体例として、設備のグレードにこだわった上質な客室、地域の食材を生かした美味しい料理などがあげられます。ホテル・旅館の魅力がわからない場合は、お客様が宿泊先として選んだ理由を考えましょう。スタッフ自身が気づいていない魅力が見つかることもあります。

ステップ②ターゲットとする顧客を明確にする

次に、Web集客のターゲットを明確にします。ホテル・旅館が設定しているターゲットの中から絞り込むことが大切です。たとえば、小学生の子どもがいる家族連れ、夫または妻が定年退職したばかりの夫婦などが考えられます。

ターゲットを明確にすると、伝えるべきアピールポイント、アピールポイントの伝え方が決まります。ターゲットにより、魅力を感じる点は異なるためです。

ステップ③効果的なアプローチ方法を検討する

ここまでの内容を踏まえて、効果的なアプローチ方法を検討します。基本的な考え方は、ターゲットが利用している方法を選択することです。たとえば、SNSの利用率はサービスと年代で異なります。TikTokの利用率は、10代が70.0%、60代が13.0%です。60代のターゲットにアプローチする方法としては適していません。また、アプローチ方法により、扱える主なコンテンツも異なります。アピールしたい情報とターゲットにあわせてアプローチ方法を選択することが大切です。

出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」

ホテル・旅館がWeb集客する際に知っておくべきこと

続いて、Web集客を開始する前に、ホテル・旅館が押さえておきたいポイントを紹介します。

Webに関する専門知識が必要になる

Web集客を成功させるため、SEO、SNS運用、広告運用などの専門知識を求められます。たとえば、SNS運用では、コンテンツ制作に関する知識などが必要です。手探りで始めることは可能ですが、専門知識がなければ継続的に成果を出すのは難しいでしょう。必要に応じて、人材を確保することが大切です。自社だけで対応できない場合は、専門家に依頼するとよいでしょう。

成果を出すまでに時間がかかる

Web集客に取り組めば、新規のお客様をすぐに獲得できると考えている方が少なくありません。もちろん、すぐに成果をだせることもありますが、基本的には成果をだすまで時間がかかります。仮説をたてながら試行錯誤を繰り返さなければならないためです。たとえば、SEOで上位表示させるまで、通常は6カ月~12カ月程度かかります。すぐに成果がでなくても、諦めずに粘り強く取り組むことが大切です。

検証と改善を繰り返す必要がある

Web集客は、1度行えば終わりというものではありません。検証と改善を繰り返して、ターゲットにアプローチしていく必要があります。Webサイトを検索結果で上位表示させ続けたい場合は、アルゴリズムの変更に対応させなければなりません。当然ですが、検証と改善には、専門知識が求められます。専門家のサポートを受けながら、施策の精度を高めていくことが重要です。

ホテル・旅館がWeb集客する際の注意点

ホテル・旅館がWeb集客に取り組むときは以下の点に注意が必要です。

【注意点】

  • トレンドの変化
  • 炎上リスク

Web集客のトレンドは常に変化しています。今後はAIの活用がさらに進むと予想されています。これまで有効だった施策が、今後も有効とは限りません。また、お客様のニーズもめまぐるしく変化します。これらの変化を踏まえて、集客施策を検討することが大切です。

同様に、炎上リスクにも気をつける必要があります。ここでいう炎上は、SNSでネガティブなコメントが拡散し続ける状態といえるでしょう。主な原因は、配慮を欠いた行動や発言です。炎上すると、ホテル・旅館の信用を失ってしまう恐れがあります。リスクを管理するため、SNSの運用ルールを定め、投稿前に第三者がチェックするなどの対策を講じることが重要です。

宿夢が行った旅館・ホテルのWeb集客成功事例

岩手県の旅館(客室数32室、客室単価25,000円)

・施設の課題:SNS運用ができておらず、デジタルマーケティングの機会を逃していた。
・実施した施策:Instagram運用のコンサルティングを行い、地域資源を活かした投稿戦略を構築。
・実績:地域の模範事例として花巻市の公式資料に取り上げられるほどのSNS活用事例となった。

神奈川県の旅館(客室数41室、客室単価185,000円)

・施設の課題:SNSの重要性は認識していたものの、効果的な運用ができていなかった。
・実施した施策:自社内でSNS運用ができる体制構築を支援し、ゲストとのコミュニケーションを重視した運用方法を確立。
・実績:Instagramのフォロワー数が7,000人から12,000人に増加し、SNS経由の予約も増加傾向に。

沖縄県のリゾートホテル(客室数21室、客室単価80,000円)

・施設の課題:競合の多い地域でブランディングを強化する必要があった。
・実施した施策:各予約サイトにおける第三者評価の戦略的な向上施策を実施。
・実績:楽天トラベルで「高級宿」から「最高級宿」へ、Googleでは5つ星ホテル評価を獲得、Reluxでも星2から星3へのグレードアップを達成。

沖縄県のリゾートホテル(客室数10室、客室単価40,000円)

・施設の課題:価格競争を避け、料金以外の魅力で集客力を高める必要があった。
・実施した施策:主要予約サイト「一休」のガイドページにおける写真撮影と説明文の全面リニューアルを実施。
・実績:施策実施後、価格据え置きながらも売上が1.5倍に向上し、高い費用対効果を実現。

Web集客はホテル・旅館に欠かせない取り組み

ここでは、ホテル・旅館のWeb集客について解説しました。Webで情報収集する方が増えているため、Web集客の必要性が高まっています。主な取り組みとして、公式サイトの開設、公式SNSの開設、リスティング広告、MEO対策などがあげられます。

発信したい情報やアピールしたいターゲットにあわせて、適切な方法を選択することが大切です。継続的に成果を出すには、Web集客に関する専門知識が不可欠です。必要に応じて、専門家への相談を検討しましょう。

ホテル・旅館のコンサルティングなら株式会社宿夢

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コラム監修者

加藤大樹 kato daiki
取締役 副社長

<略歴>

  • 日本47都道府県制覇を5回達成した後、高級宿泊予約サイト「一休.com」に入社。
  • 旅館・リゾートホテルチームの営業と、バケーションレンタル事業の営業責任者を兼務し、ラグジュアリー領域を二刀流で経験
  • 2023年7月に株式会社宿夢の取締役副社長に就任。

弊社「宿夢」は、旅館・ホテル業界の課題解決に特化したコンサルティング会社として、業界の専門知識を活かし、宿泊施設の経営改善をサポートしています。
私たちの目指すのは、旅館・ホテル様それぞれが描く夢を実現すること。
そのために"宿のお困りごとは宿夢へ"をテーマに宿の総合商社を目指しております。

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